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自然に自分らしく

最近SILVAのスタッフをみていて“家族みたいだなぁ”と感じた嵯峨根です。いつもキャッキャッ♡と楽しんでいる3姉妹(貴根さん、宮原さん、由衣さん)とその3姉妹を優しく見守るお兄ちゃん(店長)。そして、微笑みながら温かい目で見つめている父(石倉さん)と母(小林さん)。笑 なんて微笑ましい光景でしょう(*´ω`*)素敵だなぁと思います♡

先日、「吃音(きつおん)」についての講演会に出席してきました。知らなかった事や吃音で悩んでいる人の気持ちを知り、自分の中での考え方にも変化がありました。みなさんは「吃音」って知っていますか?一般的には「どもる」とも言います。何か話をする時に「わ、わ、わ、わたしは…」とか「こ、こ、こ、こんにちは!」とか言葉の一部をくり返したり、しゃべろうとすると力んでしまったりします。そんなしゃべり方に悩んでしまい、話をしなくなってしまう人もいます。

この吃音は2~5歳頃に始まることが多く、幼児の約20人に1人の割合で見られるそうです。約8割の人は自然治癒するそうですが、2割の人はその後も吃音が続くそうです。吃音で悩んでいることを周りに相談しても「大丈夫だよ。そのうち治るよ!」「ストレスじゃない?」「緊張してるの?」「あがり症?」「しばらく様子をみてみたら?」と言われてしまうことが多いようです。長野市の北信地域はまだまだ吃音に対する知識が低く、よく知らないためにこういう返答をしてしまうようです。しかし、どもる話し方になってしまうのは緊張しているからでも、あがり症だからでもありません。ストレスでもないのです。吃音の原因ははっきりわかっておらず、確実な治療法も確立されておりません。だからこそ周りの人の理解が必要なのです!

吃音で悩んでいる人は、その話し方を周りの人に変だと思われないように話し方の工夫をするようになるそうです。言いにくい言葉を他の言葉に言い換えて言ったり、「あーのね」「あーりがとう」と言葉の始めを伸ばすような言い方をしたり、「・・・っおはよう」「・・・っきのうね」というように声が詰まり、力を入れて話すような話し方になったりするようです。でも、どもらないように工夫した話し方は、吃音のある人にとってはものすごく心理的負担がかかるんです。吃音のある人にとってどもる話し方は「その人の自然な話し方」なのです。周りの人がそれを理解し、「そのしゃべり方でいいんだよ」「そのままたくさん話してね」とその人の自然な話し方を受け止めてくれたら、吃音で悩む人はどれだけ心が軽くなるでしょう!

たくさんの人が吃音に対する正しい知識を知り、吃音のある人を支えていけたら、こんな素晴らしいことはありません✨みなさんの周りにも吃音で悩んでいる人がいるかもしれません。吃音のある人が自然のこととして暮らしていけるように支えあっていけたらいいですね✨そして、吃音で悩んでいる方は専門の先生に一度相談することも大切だそうですよ!

吃音に限らず、まわりに困っている人や悩んでいる人がいたら、みんなで一緒に悩んだり考えたり、支えてあげることが大事だなぁと改めて感じました。1人1人が自然に自分らしくいれたらいいですね(^-^)